バス乗務員バス乗務員

ご乗車ありがとうございます。

 

運転手運転手

北海道で観光バスの運転手をしているやまやまです。

 

夏の北海道旅行を計画していて、

宿泊場所を「阿寒湖」と

知床(ウトロ温泉)に決めたんだけど、

どのルートで観光して周れば良いのか

決めかねている方に、

今回は観光バスが良く立ち寄る景勝地の

王道コースをご紹介しますので、

北海道旅行が初めての方は参考になると思います。

 

 

定番のコースなので、

それほど長い距離を歩いたりもしないし、

「博物館網走監獄」や

「オホーツク流氷館」などの施設もあるので、

子供連れの方にもオススメできるコースになっています。

 

 

また、

「阿寒湖温泉」から「知床(ウトロ)」以外の

観光地への観光ルートも知りたい方は、

【阿寒湖から】次の観光地までの夏のモデルコース12選や、

【阿寒湖から】次の観光地までの(冬の)モデルコース12選でも、

詳しく紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

阿寒湖から知床(ウトロ)までの王道コース

行程は王道中の王道で、

阿寒湖から知床(ウトロ)までは、

移動時間だけだと4時間半ほどになります。

 

 

走行距離も200㎞ちょっとなので、

行程的にも無理は無いと思います。

 

 

阿寒湖

~(1時間)~

摩周湖

~(30分)~

硫黄山

~(15)~

砂湯

~(30)~

美幌峠

~(1時間)~

網走(オホーツク流氷館&網走監獄)

~(30分)~

小清水原生花園

~(1時間)~

オシンコシンの滝

~(20分)~

ウトロ温泉

 

 

どの景勝地も大抵のツアーの

行程に入っている定番の景勝地なので、

はじめて北海道の道東を訪れる方には

オススメのコースになります。

 

阿寒湖から摩周湖

阿寒湖の遊覧船

 

阿寒湖から摩周湖までは、

国道241号線の阿寒横断道路を

経由して1時間ほどの道のりです。

 

運転手運転手

阿寒横断道路の頂上付近の

「双岳台」を過ぎて下りに入ると、

特に急カーブの連続なので

運転には気を付けて下さい

 

 

「阿寒湖」と「摩周湖」のある弟子屈町の間の案内は、

順序が逆なのですが、

夏の道東を2泊3日で観光するモデルコース(2日目後編)

で、紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

摩周湖

 

また、摩周湖については、

夏の道東を2泊3日で観光するモデルコース(1日目前編)や、

道東の観光【阿寒湖・摩周湖・屈斜路湖周辺】の景勝地

摩周湖第一展望台で紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

摩周湖から硫黄山

摩周湖から硫黄山までは30分程の道のりです。

 

運転手運転手

摩周湖第三展望台を過ぎて下り坂になると、

ここも急カーブの連続なので、

ブレーキを踏み過ぎて

ブレーキを焼かないように注意して下さい。

 

 

運転手運転手

また、摩周湖と硫黄山の駐車料金は、

どちらか片方で駐車料金を払っていれば、

もう片方では駐車料金はかからないので、

必ず駐車料金を払った後の

半券は捨てずに持っていて下さい。

 

硫黄山

 

また、硫黄山については、

夏の道東を2泊3日で観光するモデルコース(1日目前編)や、

道東の観光【阿寒湖・摩周湖・屈斜路湖周辺】の景勝地の記事の、

硫黄山で紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

硫黄山から砂湯

硫黄山から砂湯までは近くて15分ほどで着いてしまいます。

 

 

砂湯

 

また、砂湯については、

夏の道東を2泊3日で観光するモデルコース(1日目前編)や、

道東の観光【阿寒湖・摩周湖・屈斜路湖周辺】の景勝地の記事の、

砂湯で紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

砂湯から美幌峠

砂湯から美幌峠までは30分ほどの道のりで、

右手に屈斜路湖を眺めながらのドライブになります。

 

 

ですが、途中から美幌峠の登りの峠道になるので、

よそ見には注意して下さい。

 

美幌峠からの屈斜路湖

 

また、美幌峠については、

夏の道東を2泊3日で観光するモデルコース(1日目前編)や、

道東の観光地【網走周辺地域】の景勝地の記事の、

女満別空港から美幌峠で紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

 

美幌峠から博物館網走監獄

美幌峠から博物館網走監獄までは

1時間ほどの道のりで、

途中美幌~女満別~呼人の町を経由して行きます。

 

 

女満別の「道の駅メルヘンの丘めまんべつ」の近くには、

道の駅の名前の由来にもなった「メルヘンの丘」があり、

写真撮影には絶好のスポットになっています。

 

女満別 メルヘンの丘

 

博物館網走監獄については、

博物館網走監獄のガイドツアーに同行してみました。

や、

網走監獄(博物館)へ飛行機・路線バス・レンタカー等のアクセス方法

で紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

博物館網走監獄の牢屋

 

博物館網走監獄からオホーツク流氷館

博物館網走監獄からオホーツク流氷館までは、

登り坂を5分ほど登ると直ぐに着きます。

 

オホーツク流氷館

 

網走の天都山の頂上にある

「オホーツク流氷館」は、

1階が売店や軽食コーナーがあります。

 

オホーツク流氷館 お土産コーナー

 

メインの有料施設は地下になるのですが、

受付は1階の入り口を入ってすぐの所にあります。

 

流氷館の受付

 

運転手運転手

本物の流氷がマイナス15℃に

保たれた流氷体感テラスや、

流氷の天使「クリオネ」が

ゆらゆら泳ぐ姿もみられます。

 

個人的には「クリオネ」よりも「ナメダンゴ」の方が、

ブサ可愛くて好きなんですが・・・。

 

バスガイドバスガイド

他にも「プロジェクションマッピング」や、

400インチのモニターが

上下左右に奥行きのあるように配置され、

引き込まれそうな錯覚に陥る

「流氷幻想シアター」もあります。

 

入場料

大人

770円

高校生

660円

小・中学生

550円

 

会館時間

5月~10月

8:30~18:00

11月~4月

9:00~16:30

 

 

また、

2階は眺めの良いカフェ・レストランや、

寒い季節でも屋内から景色を眺められる

展望ギャラリーになっています。

 

流氷館の展望ギャラリー

 

3階の屋上は展望テラスになっていて、

オホーツク海の奥に続く知床連山も見えます。

 

オホーツク流氷館の展望テラスからの眺め

 

運転手運転手

ちなみに、

「オホーツク流氷館」へ立ち寄った時に、

是非、食べて頂きたいのが「流氷ソフト」です。

 

バスガイドバスガイド

ソフトクリームに流氷に見立てた

青い塩がふりかけてあり、

キャラメル味の甘いソフトクリームに

塩のしょっぱさが絶妙でオススメです。

 

オホーツク流氷館の流氷ソフトクリーム

 

「オホーツク流氷館」については、

夏の北海道で更に涼みたい人必見!夏なのに真冬を観光できる施設5選

で、紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

オホーツク流氷館から小清水原生花園

オホーツク流氷館から小清水原生花園までは、

30分ほどで着きます。

 

 

小清水原生花園天覧ヶ丘展望台

 

小清水原生花園については、

小清水原生花園の見頃や散策の仕方、アクセス等

で紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

小清水原生花園からオシンコシンの滝

「小清水原生花園」から「オシンコシンの滝」までは

1時間ほどかかりますので、

「小清水原生花園」で、

しっかりとお手洗いを済ませてから出発して下さい。

 

 

「オシンコシンの滝」にも環境に配慮して建てられた

総工費1億円のお手洗いがありますので、

散策前に済ませることが出来ます。

 

オシンコシンの滝のトイレ

 

とは言っても、

え?どこに1億円もかかっているの?

と思うほどこじんまりしたお手洗いです。

 

春のオシンコシンの滝

 

バスガイドバスガイド

「オシンコシンの滝」は

2つに分かれて流れいることから、

別名「双美の滝」とも呼ばれていましたが、

何年か前の地震で少し崩れてしまい、

今は3つぐらいに流れていることが多いです。

 

「オシンコシンの滝」には、

お手洗いの他にも日中は売店も開いていて、

以前は「ノラ」と言う看板猫が居ました。

 

 

今は他界してしまって居ませんが、

かなりのメタボな猫で、

動作もゆっくりと

駐車場をウロチョロしているので、

たまにバスの下に入ってしまって、

なかなか出発できないこともありました。

 

バスガイドバスガイド

オシンコシンの滝では是非、

階段を登って滝のそばまで行って、

滝の飛沫でマイナスイオンを浴びて頂きたいです。

 

バスガイドバスガイド

また、

「オシンコシンの滝」は「知床八景」の一つで、

「日本の滝100選」にも選ばれています。

 

また、

途中の斜里町から「オシンコシンの滝」

「ウトロ温泉」までの見どころは、

夏の道東を2泊3日で観光するモデルコース(1日目後編)

で紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

「オシンコシンの滝」から「ウトロ温泉」

「オシンコシンの滝」から

「ウトロ温泉」までは20分ほどで着きますが、

泊まる宿が高台の場合は

プラス5分ほどみておいてくれれば大丈夫です。

 

 

ウトロのゴジラ岩

↑の写真は町中からウトロ港に

向かう途中の右手にあるゴジラ岩です。

 

「道の駅うとろシリエトク」

ウトロトンネル

 

ウトロの町の入り口の

カメの形をしたカメ岩(茶志骨岬)の、

お尻の部分のウトロトンネルを抜けて

ウトロの町に入ると、

 

道の駅うとろシリエトク

 

左手に見えてくるのが「道の駅うとろシリエトク」で、

三角屋根の長屋の様な形は

漁師が使う番屋をイメージして作られたそうです。

 

道の駅うとろの売店01

 

運転手運転手

中には知床観光案内所や売店やレストランもあり、

レストランではエゾシカバーガーも食べられます。

 

「知床世界遺産センター」

知床世界遺産センター

 

「知床世界遺産センター」は

「道の駅うとろシリエトク」の隣の建物で、

知床に住む動物たちの写真や資料に加えて、

模型なども分かりやすく展示されています。

 

 

知床の動物たちとの付き合い方の

ルールやマナーなども学べて、

レクチャールームでは

知床の自然を映像で楽しむこともできます。

 

運転手運転手

知床の世界自然遺産の

入り口の町に在るだけあって、

これから知床を見て周る前に立ち寄って、

新しい情報や見どころなどの

リサーチにもってこいの場所になります。

 

オロンコ岩

ウトロ温泉のオロンコ岩

 

「オロンコ岩」は、

ウトロの町に入ってきて、

海側を見ると「道の駅シリエトク」の

後ろ手に見える大きな岩です。

 

オロンコ岩

 

バスガイドバスガイド

高さは60mで、

岩の上まで170段ほどの階段が付いています。

 

運転手運転手

ですが、

階段の歩幅が一定じゃなくマチマチなので、

テンポ良く登ると言う感じではないので、

運動不足の自分は足がプルプルしてしまいます。

 

オロンコ岩の急な階段

 

運転手運転手

ちなみに駐車場も狭いですが乗用車なら、

何台か停められるスペースが

階段の登り口にあるので、

わざわざウトロ港の有料の駐車場に停めなくても

オロンコ岩には登ることが出来ます。

 

ウトロ温泉のオロンコ岩から見たウトロ港

 

駐車場には小さいですが、

どの旅行会社だったか社名は忘れましたが、

旅行会社が提供してくれたお手洗いもあります。

 

バスガイドバスガイド

「オロンコ岩」の名前の由来は、

昔この辺りにオロッコ族と言う

先住民族が住んでいたので、

オロンコ岩と呼ばれています。

 

また、

「オロンコ岩」の上までは

野生の鹿も登ることが出来ないので、

今では貴重な植物も鹿の食害から間逃れて

「オロンコ岩」の上で咲いている花などもあるので、

植物の採取などはご遠慮下さい。

 

オロンコ岩から見たウトロ温泉の街並み

 

ちなみに「オロンコ岩」は知床八景の一つに数えられています。

 

知床観光船おーろら

知床観光船おーろら

 

「知床観光船おーろら」は、

冬の間は網走で

「流氷砕氷船おーろら」として運行している観光船で、

船の重みで流氷を割りながら進む構造上、

船の底が平らなので、

波の影響を受けやすく、

風が強くなる秋は波が高くなると

直ぐに運休になってしまうので、

「知床観光船おーろら」に乗るのでしたら

夏がオススメです。

 

バスガイドバスガイド

また、

船に乗船する時には

進行方向の右側の席がオススメで、

右側が知床半島の陸地側になるので、

船からしか見ることの出来ない

滝や野生のクマなどは、

右側に座っている方が見やすいでしょう。

 

ウトロ港とオーロラ号

 

ちなみに「知床観光船おーろら」は

大型の観光船になるのですが、

他にもクルーズ船などで

海上から観光できる業者も

ウトロには何社かあります。

 

バスガイドバスガイド

小型のクルーズ船の場合は

小型ならではの利点を生かして、

大型の船では近寄ることが出来ない

距離まで海岸に寄せられるので、

クマ等の動物や滝などを

よりまじかに見ることが出来ます。

 

なので、

「知床観光船おーろら」に乗りたいと言う

拘りが無いのでしたら、

クルーズ船はオススメ出来ます。

 

 

ウトロのクルーズ船の業者は、

何社かありますが、

じゃらん遊び・体験予約なら、

「知床観光船おーろら」も含め、

ウトロのクルーズ船の業者を調べて

個別に問い合わせをしなくても、

クルーズ船の業者や内容を比較しながら、

目的に応じたコースのクルーズ船の予約が出来ます。

 

夕陽台展望台

夕陽台展望台は、ちょっと分かりずらいのですが、

ウトロの町の高台の海側にあり、

国設知床野営場(キャンプ場)の中にあります。

 

 

秋の日が短くなってきた頃に、

お客さんを宿に送る前に

たまに行程に入っていることもあります。

 

 

ちなみに夕陽台」は

「知床八景」の一つに数えられています。

 

プユニ岬の夕陽

 

まとめ

今回はツアーバスが大抵立ち寄る

定番の王道コースをご紹介しました。

 

 

ウトロ温泉から東へ進んで幌別橋から先は、

世界自然遺産登録地になっていて、

「知床五湖」など魅力的な景勝地が沢山あります。

 

知床五湖と残雪の知床連山

 

何も知らずに先に進むよりは、

ウトロの「道の駅シリエトク」の

観光案内所や「世界遺産センター」で、

その季節の情報を仕入れてからの方が

楽しみ方も変わってくると思うので、

是非、立ち寄ってみて下さい。

 

 

世界自然遺産や知床半島を挟んでウトロの反対側の羅臼方面については、

夏の道東を2泊3日で観光するモデルコース(2日目前編)

で紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

 

「知床(ウトロ)」周辺の景勝地については、

道東の観光地【網走東部】知床・斜里方面の景勝地

を参考にしてください。

 

 

ちなみに今回のここまでのコースで、

知床八景は

  • オシンコシンの滝
  • オロンコ岩
  • 夕陽台

の3つがあり、

その他の

  • プユニ岬
  • フレぺの滝
  • 知床峠
  • 知床五胡
  • カムイワッカ湯の滝

は、世界自然遺産の登録地の中にあります。

 

 

今回は定番の王道コースを紹介しましたが、

他にも子供連れの方にオススメな、

【阿寒湖から知床(ウトロ)】までの夏の体験型モデルコース4選と、

湖めぐりコースがありますので参考にしてみて下さい。

 

 

また、

北海道のその時期の自然を散策して肌で感じたい方には、

自然散策コースがありますので参考にしてみて下さい。

 

 

「阿寒湖温泉」から「知床(ウトロ)」以外の

観光地への観光ルートも知りたい方は、

【阿寒湖から】次の観光地までの夏のモデルコース12選や、

【阿寒湖から】次の観光地までの(冬の)モデルコース12選でも、

詳しく紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

 

「知床(ウトロ)」から次の日に

どの空港から帰るか決めかねている方は、

【知床(ウトロ)から】最寄りの空港までの(夏の)モデルコース7選

を参考にしてください。

 

 

スカイチケットレンタカー

 

また、北海道旅行の旅行日程を考えている方は、

北海道旅行の行程(スケジュール・日程)を作る時の注意点

で、紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

 

網走・北見・紋別地方の宿泊場所が気になる方は、

道東(オホーツク海側)を観光する時に泊まる宿を決めかねている方へ

を参考にしてください。

 

 

北海道旅行をレンタカーで行くか、

ツアーバスで行くか迷っている方は、

北海道旅行はツアーバスとレンタカー、どっちがオススメ?

で、紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

運転手運転手

北海道旅行の計画をたてる時の参考にして頂けたら幸いです。

 

バス乗務員バス乗務員

本日もご乗車ありがとうございました。