バス乗務員バス乗務員

ご乗車ありがとうございます。

 

運転手運転手

北海道で観光バスの運転手をしているやまやまです。

 

バスガイドバスガイド

「トドワラ」から「摩周道の駅」のある

弟子屈までは1時間30分はかかるので、

途中のトイレ休憩も兼ねての

北海道らしい施設と、

北海道らしい景色が見られる

景勝地を紹介します。

 

運転手運転手

お時間に余裕のある方は

是非立ち寄ってみて下さい。

トドワラ(野付半島ネイチャーセンター)~摩周温泉道の駅

「トドワラ」から「標津サーモン科学館」までの道のり

「標津サーモン科学館」については、

サケの水族館は千歳だけじゃない!標津サーモン科学館で、

詳しく紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

 

トドワラ(野付半島ネイチャーセンター)から

「標津サーモン科学館」までだと

25分程で到着になります。

 

 

 

 

トドワラ(野付半島ネイチャーセンター)から

国道244号線まで来た道を折り返して、

国道244を標津市内へと戻ります。

 

 

右手に電柱に隠れて見づらいサーモンパークの案内板

(サーモン科学館の前は広い公園になっているので

サーモンパークとも呼ぶようです)

左手の電柱にもサーモンパークの看板(北1西1)、

右手に標津羊羹と書いてある長谷川菓子舗のある

信号機の交差点を左折して進みます。

 

 

 

 

右手に高い建物の上に

イクラが3粒のモニュメントが見えてきますので、

それが「サーモン科学館」です。

 

サーモン科学館の塔のイクラ

 

左手に消防署のある交差点を

右折すると右手に駐車場が見えるのですが、

この駐車場は一方通行になっています。

 

 

なので、

消防署のある交差点を右折したら、

とりあえず建物に向かって行き、

道なりに右折・右折で駐車場に入り車を停めます。

 

 

 

 

(右側の塔の上に付いているのがイクラをイメージしているそうです)

 

 

中にはメインの大水槽から、

幻の魚イトウ

チョウザメの指パク体験コーナーなどがあります。

 

 

標津サーモン科学館

 

 

サーモン科学館

電話番号:0153-82-1141

開館期間:2月1日~11月30日(12月・1月は休館)

{2・3・4・11月は水曜日休館、5月~10月は無休}

開館時間:9:30~17:00(入館受付は16:30まで)

入館料:        個人 / 団体(20人以上) / 年間券

  • 一般        610円 / 480円 / 2.000円
  • シルバー(70歳以上)500円 / 400円 / 1.500円
  • 高校生       400円 / 320円 / 1.000円
  • 小・中学生     200円 / 160円 / 500円

 

 

「サーモン科学館」の次のオススメは、

北海道らしい330度の

展望が望める開陽台を見て頂きたいです。

 

「サーモン科学館」から「開陽台」までの道のり

「サーモン科学館」から「開陽台」までは、

35分ほどで到着になりますが、

お手洗いが心配な方は

「サーモン科学館」の駐車場の側にもトイレがあるので、

そちらをご利用下さい。

 

 

 

運転手運転手

「サーモン科学館」を出発して、

消防のある交差点を今度は右折して

標津川にかかるサーモン橋を渡り、

道道863号線を道なりに進むと

T字路にぶつかります。

 

バスガイドバスガイド

T字路を川北方面へ右折してどんどん進むと

道道774号線との交差点があるので、

その信号のある交差点を

中標津方面へ左折して、

またどんどん進みます。

 

運転手運転手

右手に上武佐郵便局(maeda商店)、

井口商店のある横T字路を道道775号線、

開陽方面へ右折し、

またどんどん道なりに進みます。

 

運転手運転手

前方は砂利道だけど舗装道路は

左へ曲がっている所があるので、

そこは真っ直ぐ行かずに

舗装道路沿いに左へ曲がって下さい。

 

バスガイドバスガイド

すると、

 この辺りは酪農家から牛乳を集荷するミルク用の

タンクローリーが行き来することから、

「ミルクロード」と呼ばれている

直線道路を進めて行きます。

 

バスガイドバスガイド

この「ミルクロード」の直線がアップダウンのある直線で、

よく雑誌やロードマップなどで紹介される

北海道らしい直線道路の景色が続きます。

 

ミルクロードの直線

 

運転手運転手

そしてこの直線を登りきった所に

右折したくなる道があるのですが、

そこは「開陽台」からの一方通行の出口なので

登り坂を登りきって下さい。

 

運転手運転手

下り坂になったら

右手に通り過ぎてしまいそうな

「開陽台」の一方通行の入口があるので、

そこを右折すると、

大型バスにはキツい登り坂が続きます。

 

運転手運転手

登り坂は道なりに右に曲がっていて、

Y字の交差点にぶつかるのですが、

そこから「開陽台」の駐車場までの

短い区間は一方通行ではないので、

対向車に注意して下さい。

 

開陽台

開陽台

 

運転手運転手

「開陽台」に到着すると

駐車場の脇にもお手洗いがあるのですが、

それほど緊急じゃない方は、

「開陽台展望館」のお手洗いの方が綺麗でオススメです。

 

開陽台 駐車場のトイレ

 

バスガイドバスガイド

「開陽台」の展望台までは、

駐車場から長い階段を登った頂上に

「開陽台展望館」があり、

その展望館の屋上が展望台になっています。

 

開陽台

 

バスガイドバスガイド

「開陽台展望館」の1階には

「カフェ・カイヨウダイ」があり、

ソフトクリームにはちみつが掛かっている

「しあわせのはちみつソフト」が名物でオススメです。

 

運転手運転手

ただ、4月下旬から10月末までの営業で、

9時から5時30分まで

(10月に入ると4時30分まで)

しか営業していないので注意して下さい。

 

開陽台の展望台

 

バスガイドバスガイド

屋上の展望台はお店が閉まっていても行けるので、

夜の星空も楽しめるようになっています。

 

 

運転手運転手

また、「開陽台展望館」までの

登り坂の中腹には「幸せの鐘」もあるので、

坂の休憩がてらに鐘を鳴らす方も多く、

駐車場で待っていると、

必ず「幸せの鐘」の音が聞こえてきます。

 

開陽台 幸せの鐘

 

バスガイドバスガイド

「開陽台」は、

標高270メートルしかない丘なのですが、

海の水平線ならぬ

陸の地平線で地球の丸みを感じられる景勝地になっていて、

330度の大パノラマというキャッチフレーズなのですが、

残りの30度は視界の中に山があるから、

その山で残りの30度を削られたようです。

 

開陽台 展望台からの眺め

 

 

「開陽台」の展望台の下には「こころの碑」があり、

この碑は中野英輔(なかのえいすけ)さんという

無名の青年の霊を慰める為に建てられた物で、

碑文には、

さて小生は、いよいよ北海道に渡ることを固く決意しました。

現代の人間には、真に自然が必要であります。

その中で、同じ世代に生きる人達の、

連帯感を深めることが出来ればと思っています。

と刻まれています。

 

 

開陽台 こころの碑

 

バスガイドバスガイド

福岡県出身の文学青年だった中野英輔さんは、

開陽台に文化人村が建てられることを知り、

直木賞を受賞した作家の渡辺喜恵子さんに、

文化人村に住むことをお願いし、

昭和44年の春に北海道に渡って生活する予定でしたが、

出発の1週間前に、

工場でクレーンに巻き込まれてしまい、

26歳の若さでこの世を去ってしまったことを知った方々が、

とげられなかった中野青年の意志を大切に残そうと、

「こころの碑」を建てたそうです。

 

「開陽台」から「道の駅摩周温泉」までの道のり

 

「開陽台」から「道の駅摩周温泉」までは

50分程で到着になるのですが、

途中のお手洗いは、

「開陽台」を出発して

20分後の場所に1ヶ所あります。

 

 

 

運転手運転手

「開陽台」の駐車場から一方通行路で

ミルクロードまで戻り

右折して道なりに下り坂を下って行くと、

道なりに左カーブになり、

一時停止の交差点を弟子屈方面へ右折します。

 

運転手運転手

するとまた一時停止の交差点があるので、

斜里・養老牛方面へ右折して

道道150号線を進みます。

 

バスガイドバスガイド

ちなみに左カーブ明けの登り坂の後に

暫く直線道路が続くのですが、

直線の途中の交差点の右手に

「しまふくろうの里、養老牛温泉」

看板を右折すると、

「養老牛温泉」に通じていて、

野生のシマフクロウを餌付けしている宿もあり、

隠れた人気ホテルになっています。

 

 

運転手運転手

またしばらく道なりに進むと、

久しぶりに信号機の有る交差点があり、

その交差点の手前の右手に公衆トイレがあり、

「道の駅摩周温泉」のある弟子屈までは、

これが最後の公衆トイレですが、

ここまで来ると、

「道の駅摩周温泉」までは30分程なので、

大丈夫な方はスルーして進みましょう。

 

バスガイドバスガイド

信号機の交差点を弟子屈・萩野方面へ

道道885号線を直進するのですが、

交差点を右折すると、

「裏摩周展望台」や

「神の子池」へと続いています。

 

「裏摩周展望台」と

「神の子池」については

ちょっと待って!知床斜里町に向かう前に周りたい穴場スポット

を参考にして下さい。

 

バスガイドバスガイド

交差点を直進すると、

またしばらく直線が続くのですが、

直線の途中右手には

西別岳の登山口へと通じる入口もあります。

 

運転手運転手

ウインカーを点けることもなく

道なりに進むと国道243号線に

斜めのT字路でぶつかるのですが、

この交差点は左右に冬の間の雪避けの為の

スノーフェンスが邪魔で見通しが悪いので、

気をつけて下さい。

 

運転手運転手

T字路を国道243号線へ

右折すると登り坂なのですが、

この辺りから弟子屈までは、

たまにパトカーが停まっていたり、

スピード測定をしているので、

スピードの出しすぎには注意して下さい。

 

 

運転手運転手

そして、ひたすら道なりに進むと、

歩行者の横断用ですが

久しぶりに信号機の有る交差点にさしかかります。

 

バスガイドバスガイド

この交差点を左折して

跨線橋を渡ると、

右手に「JR摩周駅」があります。

 

バスガイドバスガイド

そしてこの交差点の辺りから

民家なども見えてきて弟子屈市街に入ります。

 

運転手運転手

そのまま道なりに進んでいると、

久しぶりにコンビニやスーパーがある

賑やかな交差点に差し掛かりますが、

「摩周温泉道の駅」へは直進して

JRのアンダーパスをくぐる

左手が「摩周温泉道の駅」で到着になります。

 

摩周温泉道の駅

道の駅摩周温泉

 

 

「道の駅摩周温泉」にはドッグランもあり、

近くの釧路川に架かる

「なんだろう橋」を渡ると

「水郷公園」もあります。

 

 

 

 

長時間の車の移動で固まった

体を伸ばす意味での散歩や、

車内で退屈している子供の遊び場や、

犬の散歩にも最適です。

 

 

 

 

また、

「摩周温泉道の駅」にも

適温に保たれた足湯があり、

道の駅の中の売店には「くりーむ童話」と言う

ジェラート屋さんが入っているので、

足湯の後にジェラートを食べるのもオススメです。

 

 

 

「道の駅摩周温泉」から「阿寒湖」までの道のりと見どころ

「摩周温泉道の駅」から

「阿寒湖温泉」までは

1時間程かかるのですが、

この区間はトイレが無いので、

「道の駅摩周温泉」でしっかり

済ませてから出発して下さい。

 

 

 

900草原

900草原

 

バスガイドバスガイド

「摩周温泉道の駅」を出発して国道241号線を進んで

釧路川を渡ると信号の交差点があり、

交差点を左折して道道717号線を

どんどん進んで弟子屈の街を抜けると、

左手に丘が見えてきますが、

弟子屈の町営牧場です。

 

バスガイドバスガイド

面積1.440ヘクタールに

2.300頭余りの牛が放牧されており、

放牧草地がおよそ900ヘクタールあるところから

900草原(きゅうまるまる)と呼ばれています。

 

永山在兼顕彰碑

バスガイドバスガイド

また国道241号線を進み、

弟子屈の市街地を過ぎると

右手に冬の間に道路に

雪が吹き貯まるのを防止する

スノーフェンスが続きますが、

このスノーフェンスが無くなって

途切れた辺りの左手には、

ちょっと分かりづらいですが

永山在兼(ながやまありかね)の

顕彰碑が見えます。

 

(この辺りは取締も多いので注意)

 

永山在兼は、

これから通る阿寒横断道路開削の功労者で、

その業績をたたえて建てられたもので、

碑面には

この地に光と未来を、この道をひらく

と刻まれています。

 

 

 

バスガイドバスガイド

永山在兼顕彰碑の手前の道路下には

「牛専用のトンネル」があり、

昔は、牛の道路の横断が始まると、

牛の群れが渡りきるまで

車は通ることが出来なかったのですが、

このトンネルのおかげで

牛は牛舎から牧場までを安全に行き来することができ、

車も渋滞することが無くなりました。

 

 

 

さらに国道241号線を進めて

直線道路から登り坂になると、

いよいよカーブが連続する

「阿寒横断道路」に入ります。

 

阿寒横断道路が永山峠と呼ばれる所以

バスガイドバスガイド

この「弟子屈」と「阿寒湖温泉」をむすぶ

「阿寒横断道路」は、

永山在兼の功績で開通したものです。

 

バスガイドバスガイド

この道路が作られるキッカケになったのは、

大町桂月の紹介によって「マリモ」が

大正10年に北海道第1号の天然記念物に指定され、

マリモの阿寒湖が国立公園の候補地に選ばれたのですが、

候補になったのは阿寒湖とその周辺だけで、

屈斜路湖も摩周湖も入っていませんでした。

 

バスガイドバスガイド

国立公園としては規模が小さく、

それに加えて当時の阿寒湖周辺は

陸の孤島状態で不利だったのです。

 

バスガイドバスガイド

この時の釧路土木現業所長の永山在兼は、

阿寒湖~摩周湖~屈斜路湖を

周遊道路で結ぶと言う壮大な計画を発表し、

上司や道庁を説得して

昭和2年に道路作りが始まりました。

 

バスガイドバスガイド

当時の工事用具は、

ツルハシにスコップとダイナマイトのみで、

470ものヘアピンカーブに

底深い谷と言う地形なうえに、

どこからヒグマが襲ってくるか

分からない状況で工事は難航し、

3年の歳月をかけて昭和5年に

阿寒横断道路は開通しました。

 

バスガイドバスガイド

昭和9年に大雪山とともに

「阿寒国立公園」は誕生しましたが、

この道路作りに予算を倍額も使ってしまったため、

永山在兼は左遷とたらい回しの末に

室蘭で国立公園に指定された

朗報を待っていたかのように退官し、

昭和10年に故郷の鹿児島へと帰っています。

 

バスガイドバスガイド

永山在兼の功績を偲び、

阿寒の恩人として、

この阿寒横断道路を永山峠と、

この地方の人たちから呼ばれています。

 

双岳台

運転手運転手

国道241号線、

カーブの連続する「阿寒横断道路」をひたすら登って行くと、

この峠の一番高い場所に標高700メートルの双岳台があり、

右手には駐車帯もあります。

 

 

バスガイドバスガイド

この双岳台は標高1.371メートルの「雄阿寒岳」と、

標高1.499メートルの「雌阿寒岳」の

夫婦山が肩を並べて

見えるところから名づけられており、

雌阿寒岳の左隣には

標高1.476メートルの富士山型の

「阿寒富士」も見える場所です。

 

バスガイドバスガイド

「雄阿寒岳」より「雌阿寒岳」の方が

標高が高いから姉さん女房で、

「雄阿寒岳」には「阿寒富士」

と言うおめかけさんが居て、

怪しく思った「雌阿寒岳」は、

日頃から証拠を抑えようと

ジッと見ていたら、

「雄阿寒岳」が「阿寒富士」に

ウインクをしたのを目撃して、

怒って噴火をしたそうです。

 

バスガイドバスガイド

それでも別れられなかったのは、

「雄阿寒岳」と「雌阿寒岳」には

「阿寒湖」と言う子供が居たからだそうです。

 

双湖台

双岳台を過ぎて下り坂のカーブを下っていくと、

直線が続く区間があり、

この直線の終わり辺りに双湖台があり、

左手に駐車場や展望台もあります。

 

 

 

バスガイドバスガイド

双湖台からは「ペンケトー」

「パンケトー」と呼ばれる2つの湖が見え、

ペンケトーとはアイヌ語で上の湖、

パンケトーは下の湖という意味です。

 

バスガイドバスガイド

ペンケトーは周囲5キロメートル、

パンケトーは周囲12キロメートルで、

どちらも雄阿寒岳の

噴火で出来た「せき止め湖」です。

 

バスガイドバスガイド

阿寒湖より

42メートル高い所に「パンケトー」があり、

そこからさらに40メートル高いところに

「ペンケトー」があります。

 

バスガイドバスガイド

双湖台から右手下を見ると、

手前にひし形の北海道の形に

似ている湖が「ペンケトー」で、

その奥に細長く

わずかに見えるのが「パンケトー」です。

 

バスガイドバスガイド

昔は大きな一つの湖だったのですが、

雄阿寒岳の噴火によって、

「ペンケトー」と「パンケトー」、

阿寒湖の3つの湖に分かれたそうです。

 

運転手運転手

バス業界では「ペンケパンケ」なんて呼んでいて、

「双岳台」、「双湖台」も徐行して、

お客さんに景色を見せる場所になっています。

 

運転手運転手

ただ霧がかかると、

どちらも見えないので、

「阿寒横断道路」を走っていて

視界が微妙な時は、

バスガイドさんと、

「きょうペンケパンケどうする?」

 

バスガイドバスガイド

「今日は真っ白で見えないから

徐行しなくていいよ」

 

運転手運転手

なんて会話になります。

 

運転手運転手

「双湖台」を過ぎると

「阿寒湖」へ通じる国道240号線に

信号機のあるT字路の交差点でぶつかり、

そのT字路を左へ行くと釧路方面、

右へ行くと阿寒湖温泉へと進みます。

 

滝見橋

運転手運転手

国道240号線を進むと左カーブの右手に駐車帯があり、

その駐車帯を過ぎた所に「滝見橋」があるのですが、

滝見橋から右手には滝が見え、

秋には紅葉が綺麗な所です。

 

 

 

 

雄阿寒岳登山口

運転手運転手

また「滝見橋」を過ぎるとキツい登り坂になり、

ゆずり車線が増えた辺りの右手奥には

「雄阿寒岳」の登山口があります。

 

バスガイドバスガイド

「雄阿寒岳」の登山口からおよそ

6キロメートルの道のりを

3時間ほどで頂上まで行け、

頂上からは「阿寒湖」や「雌阿寒岳」に加えて

知床半島の山並みまで見えます。

 

 

阿寒湖

運転手運転手

キツい登り坂を過ぎると長い直線が続きますが、

右手の木立の隙間からは

チラチラと「阿寒湖」が見え始めたら、

そろそろ「阿寒湖温泉」到着になります。

 

バスガイドバスガイド

「阿寒湖」は周囲26キロメートル、

水深44メートル、

水面標高419メートルの

ややひし形の火口原湖で、

湖の中には大島、小島、

チュウルイ島、ヤイタイ島に、

「雄阿寒岳」の登山口付近には

「十九列島」と呼ばれる小さな島々があります。

 

マリモ

バスガイドバスガイド

「マリモ」はシオグサ科の淡水藻で、

1本1本細い糸のような藻が

お互いに絡み合って長い年月をかけて丸い形になります。

 

バスガイドバスガイド

阿寒湖の「マリモ」が

発見されたのは明治27年ですが、

明治30年に札幌農学校

(今の北海道大学)の学生だった

川上瀧弥(かわかみたきや)によって採取され、

世界的な植物学者の

宮部金吾(みやべきんご)博士と

ともに研究され、

その形がマリに似ていることから、

見た目そのままの「マリモ」と名づけられました。

 

バスガイドバスガイド

国内では青森県の左京沼や

富士山麓の山中湖や

河口湖などでも見つかっていますが、

大きさや、整った形や色合いなどは

阿寒湖の「マリモ」には及ばず、

大正10年に天然記念物になり、

昭和27には特別天然記念物に指定されているので、

お土産屋さんで売られているマリモは

同じ品種の藻を使って人口的に作った物になります。

 

運転手運転手

国道240号線の直線から「阿寒湖温泉」に入ると、

まず目に入るのは右手のセブンイレブンですが、

阿寒湖温泉唯一のセブンイレブンで、

コンビニはあと、

ローソンが2軒とセイコーマートと言う

北海道独自のコンビニが2軒あります。

 

運転手運転手

「阿寒湖温泉」は道東では

寂れた温泉街が多いなか、

かなり賑やかな温泉街で、

夜は浴衣で歩いてお土産屋さん等を

散策するのも楽しい温泉街です。

 

阿寒湖温泉街

 

運転手運転手

阿寒湖の温泉街は国道240号線から

湖側へ入った所が温泉街になり、

大き目のホテルやお土産屋さんも国道沿いではなく、

湖側へ入った所にあります。

 

阿寒湖アイヌシアター「イコロ」

バスガイドバスガイド

阿寒湖に来て、まず見てもらいたいのは、

やはりアイヌコタンの近くの

「阿寒湖アイヌシアターイコロ」でしょうか。

 

 

運転手運転手

右手のセブンイレブンを過ぎ、

国道240号線を進めると、

左手にはセイコーマートと一緒になっている

「阿寒湖バスセンター」があります。

 

 

運転手運転手

「阿寒湖バスセンター」を過ぎると

左手に消防署がある信号機のある交差点、

それを過ぎると

手押しの信号機のある交差点があり、

その交差点の右手が

「阿寒湖アイヌシアターイコロ」です。

 

 

バスガイドバスガイド

阿寒湖アイヌシアター「イコロ」では、

アイヌ古式舞踊や人形劇、

イオマンテ、ユーカラ劇などが行われています。

 

バスガイドバスガイド

中でもアイヌ古式舞踊は平成21年に

「ユネスコ世界無形文化遺産」に登録される程です。

 

運転手運転手

ちなみに入場券などは、窓口で買うより、

ホテル等で買った方が割引になります。

 

運転手運転手

「阿寒湖アイヌシアターイコロ」の交差点を

左に行けば阿寒湖畔キャンプ場があり、

キャンプ場には足湯もあります。

 

 

運転手運転手

また阿寒湖の温泉街の中では、

観光バスは一方通行という

暗黙のルールがあります。

 

運転手運転手

「阿寒湖アイヌシアターイコロ」の

交差点を過ぎると、

阿寒湖温泉の最後の信号機があり、

 

 

運転手運転手

その信号機の交差点から温泉街に入り、

最初に右手にあったセブンイレブンの

交差点へと出てくる決まりになっています。

 

マリモ展示観察センター

バスガイドバスガイド

阿寒湖で作り物ではな、

本物のマリモを見るには

2ヶ所の施設で見ることが出来ます。

 

バスガイドバスガイド

まず一つ目は「マリモ展示観察センター」で、

「マリモ展示観察センター」は

阿寒湖に浮かぶチュウルイ島と言う、

マリモの生息地に最も近い島で、

チュウルイ島にある「マリモ展示観察センター」へは

遊覧船かモーターボートに

乗らなくては行くことが出来ません。

 

阿寒湖遊覧船

バスガイドバスガイド

阿寒湖遊覧船(阿寒観光汽船)は本社桟橋

(「阿寒の森鶴雅リゾート花ゆう香」と

「ホテル阿寒湖荘」の間)を出発して、

雄阿寒岳登山口の近くの滝口経由でチュウルイ島に行き、

「マリモ展示観察センター」で15分のマリモ鑑賞をして、

営業所桟橋(幸運の森桟橋)経由で

本社桟橋(まりもの里桟橋)に戻ってきます。

 

阿寒湖の遊覧船のりば

 

 

所要時間は1便を除いて85分

(1便目はチュウルイ島往復のみで60分)

料金は大人2.000円、子供1.040円

 

阿寒湖畔エコミュージアムセンター

また、本物のマリモを見るもう一つの手段は、

阿寒湖畔エコミュージアムセンターで見る事が出来ます。

 

 

 

 

ここの定休日は火曜日

(火曜祝日の場合は翌日)が休館日で、

無料で見学できますが、

温泉街の一番端にあります。

 

 

ただ、

温泉街自体は端から

端まで歩いても15分程なので、

それほど苦にはならないと思います。

 

 

 

 

また、

「阿寒湖畔エコミュージアムセンター」まで行くのでしたら、

ついでに是非「ボッケ」まで足を運んで頂きたいです。

 

 

 

ボッケ

「ボッケ」へは「阿寒湖畔エコミュージアムセンター」から

湖へと続くボッケ遊歩道を歩いて15分程で着きます。

 

 

 

バスガイドバスガイド

ボッケとはアイヌ語で「ボフケ」、

煮え立つという意味から付けられた地名です。

 

バスガイドバスガイド

泥の小さな池のような所で、

地下から火山ガスが出ていて

「ボコッ・ボコッ」という感じに

泥の池がアブクと言うか、

お風呂の湯船でしたオナラのような感じの所で、

ボッケが近くなるにしたがって

硫黄の匂いもしてきます。

 

 

 

また遊歩道は湖沿いに歩くと

観光船乗り場まで戻ってこられる遊歩道が続いていて、

「阿寒湖畔エコミュージアムセンター」からだと

45分ほどで観光船乗り場まで戻ってこられます。

 

 

 

まとめ

運転手運転手

2日目の移動距離はおよそ250キロ程で、

移動だけでも5時間はかかります。

 

運転手運転手

また、景勝地から景勝地まで1時間以上かかる区間もあり、

途中には取締をしている場所もありますので、

スピードの出しすぎには注意して下さい。

 

バスガイドバスガイド

阿寒湖は温泉街なので、

夜はゆっくり温泉に浸かって

疲れを癒して三日目に備えましょう。

 

阿寒湖温泉のお宿をJTBで見てみる。

 

夏の道東2泊3日シリーズは

全部で5記事で構成されていて、

 

「女満別空港」

「知床(ウトロ)」

「阿寒湖」

「釧路空港」

 

旅行日程になっています。

 

 

 

 

また、

北海道旅行の旅行日程を考えている方は、

北海道旅行の行程(スケジュール・日程)を作る時の注意点

で、紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

 

網走・北見・紋別地方の

宿泊場所が気になる方は、

道東(オホーツク海側)を観光する時に泊まる宿を決めかねている方へ

を参考にしてください。

 

 

北海道旅行をレンタカーで行くか、

ツアーバスで行くか迷っている方は、

北海道旅行はツアーバスとレンタカー、どっちがオススメ?

で、紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

 

バス乗務員バス乗務員

ご乗車ありがとうございました。