バス乗務員バス乗務員

ご乗車ありがとうございます。

運転手運転手

北海道で観光バスの運転手をしているやまやまです。

 

他の記事でも書きましたが、

ここ数年は北海道も

夏は暑い日が続くようになりました。

 

 

せっかく本州の暑さから逃れようと

涼しい北海道に来たのに何故?

と思われる方もいらっしゃると思いますが、

タイミングが悪いと普通に

30℃を越える時もあります。

 

 

そんな時は北海道の真冬の体験をして

涼んでみてはいかがでしょう。

 

 

真冬の北海道を体験できる

施設を5つご紹介します。

 

 

オホーツク流氷館

オホーツク流氷館は

道東のオホーツク海に面した

網走(あばしり)の天都山の山頂にあります。

 

オホーツク流氷館

 

バスガイドバスガイド

屋上には360度見渡せる展望台もあり、

マイナス15℃の流氷体験室には

本物の流氷も展示されていて、

毎年新しい流氷に入れ替えられており、

濡れたタオルも貸してくれて、

振り回して棒状に凍らせる体験もできます。

 

また、マルチスクリーンでの流氷の紹介や、

パネルなどの資料も展示されています。

 

住所

〒093-0044

北海道網走市天都山244番地の3

入場料

大人750円、高校生640円、

小・中学生540円

(20名以上で団体割引あり)

営業時間

8:30~18:00(5月~10月)

9:00~16:30(11月~4月)

休館日

年中無休

(12月29日~1月5日は10:00~15:00)

お問い合わせ

0152-43-5951

 

オホーツク流氷館の屋上展望台

 

館内の屋上が天都山展望台になっており、

展望台や館内のお土産コーナーや

トイレの使用は無料です。

 

オホーツク流氷館 お土産コーナー

 

バスガイドバスガイド

お土産コーナーの近くのカフェでは

ソフトクリームも売っており、

ここのオススメはキャラメル味の

ソフトクリームに青い塩がかかった

流氷ソフトクリームです。

 

キャラメルの甘さを塩が引き締めてくれます。

 

オホーツク流氷館の流氷ソフトクリーム

 

運転手運転手

自分もお客さんが見学中に、

トイレに行きがてら、ちゃっかり流氷ソフトを食べに行きます。

 

バスガイドバスガイド

天都山は標高207mしかないのですが、

展望台からの眺めがあまりに美しいため、

天上の都で遊ぶような感じがするということで、

天の都の山で天都山と名づけられたそうです。

 

天都山の桜

 

もう一つ付け加えると、

天都山は桜の名所でもあり、

毎年5月中旬頃には

約1.000本の桜が咲きます。

 

網走駅

 

また、

北海道旅行で網走までの

計画を立てている方は、

北海道旅行で女満別空港から始まる1日目のモデルコース(網走編)11選

で、紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

アイスパビリオン

アイスパビリオン

 

住所

〒078-1733

北海道上川郡上川町栄町40番地

入場料

大人(中学生以上)1.800円

子供(小学生)650円

幼児(3歳以上)200円

営業時間

8:30~17:30(最終受付17:00)

休館日

年中無休

(設備メンテナンス、

悪天候等により営業出来ない場合あり)

お問い合わせ

01658-2-2233

 

アイスパビリオンは、

旭川から東に進んだ上川町の

国道39号線沿いにあります。

 

 

旭川紋別道で向かう場合は

上川層雲峡ICで降りて、

出口を左折して橋を渡ると

国道39号線の信号の交差点に出るので、

その信号を左折して少し走った

左側の北の森ガーデンの奥にあります。

 

上川 北の森ガーデン

 

 

アイスパビリオンでも、

濡れたタオルを振り回して凍らせる体験や、

昔のモービルワンのコマーシャルを

知っている方もいらっしゃると思いますが、

コマーシャルと同じく、

バナナで釘を打つ体験もできます。

 

 

そして何と言ってもここでは

ダイヤモンドダストが見られます。

 

アイスパビリオン入り口

 

バスガイドバスガイド

アイスパビリオンの支配人、

木村宣昭さんが、

約8ヶ月かけて真冬の

ダイヤモンドダストの人口発生に成功し、

高さ10m、幅5m、奥行4mのドーム内に

熱を発生しない超音波式の加湿器を置き、

太陽光に近いキセノンと言う電球を使い、

ドームの入口にスイッチがあり、

それを押すとファンが作動し、

約40秒で浮遊していた氷の結晶が降り、

ドーム内を漂うダストが

照明に照らされて浮かび上がります。

 

バスガイドバスガイド

また、

明治35年に旭川地方気象台で

氷点下41.0度の日本最低気温が記録されたこともあり、

マイナス41℃の極寒体験コーナーもあります。

 

層雲峡のセブンイレブン

 

運転手運転手

ちなみに、

スキージャンプ選手の高梨沙羅さんは、

上川町の出身で実家のセブンイレブンは、

アイスパビリオンの前の

国道39号線を石北峠の方に向かった

層雲峡にあります。

 

また、

北海道旅行で層雲峡まで計画を立てている方は、

北海道旅行で女満別空港から始まる1日目のモデルコース(層雲峡編)10選

で、紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

雪の美術館

残念ながら、

2020年6月30日(火)をもちまして

閉館となってしまいました。

 

旭川の雪の美術館の外観

 

住所

〒070-8028

北海道旭川市南が丘3丁目1-1

入場料

大人700円

高校・大学生500円

小・中学生400円

幼児無料

営業時間

9:00~17:00

休館日

年中無休(年末年始休館)

お問い合わせ

0166-73-7017

 

雪の美術館の住所は

北海道旭川市南が丘3丁目1-1になります。

 

 

行き方としては

旭川新道の方の国道12号線ではなく、

旭川中心部を走る方の

国道12号線を旭川中心部から

札幌方面に向かって走り、

旭川大橋を渡って走っていると、

高砂台の上り坂になるので、

その上り坂の中腹の右側に

入口を過ぎた所に看板が立っています。

 

 

ただ、

看板(優佳良織工芸館・

国際染織美術館・雪の美術館)を

目指して行くと入口を過ぎてしまいます。

 

 

その入口を逃すと入口はそこしかなく、

上り坂を登りきってしまうと

戻ることになるので、

注意して下さい。

 

運転手運転手

赤レンガの塀を目印にすると分かり易いです。

 

 

雪の美術館は、

映画「アナと雪の女王」で人気が出たのか、

ツアーや修学旅行で行く頻度が増えたように思います。

 

バスガイドバスガイド

館内も外観も美術館と言うだけあって、

芸術的で洒落た感じになっていて、

まさにアナと雪の女王にも

出てきそうな作りになっています。

 

旭川の雪の美術館の館内

 

雪の美術館は結婚式のセレモニーも行われる所で、

セレモニー中は入場制限があるので、

事前に雪の美術館公式ページで確認してからの方が安心です。

 

北海道立オホーツク流氷科学センター「ギザ」

北海道立オホーツク流氷科学センターは、

オホーツク海に面した紋別の道の駅にあります。

 

北海道立オホーツク流氷科学センター

 

住所

〒094-0023

北海道紋別市元紋別11

入場料は施設内の

見学されるブースによって

細かく設定されていますが、

せっかく見学されるのでしたら

全て見たとしても大人で750円、

高校・大学生までは250円と、

子供にはかなり優しい料金設定になっています。

(各10名から団体割引あり)

営業時間

9:00~17:00(入館は30分前まで)

休館日

毎週月曜日(祝日の場合は営業)

祝日の翌日、年末年始(12月29日~1月3日)

お問い合わせ

0158-23-5400

 

バスガイドバスガイド

ここでの寒さ体験は、

マイナス20℃の極寒体験室で、

本物の流氷に乗っかった白くまの剥製と、

ホルマリン漬けならぬ

透明に凍らせた氷の中に

魚を封じ込められた流氷水族館や、

ここでも濡れたタオルを凍らせる体験ができます。

 

そしてここの一番の売りはドームシアターで、

中は斜めになったドームで、

ヘリコプターによる空中から見た

流氷の映像が見られます。

 

運転手運転手

オホーツク海ジオラマのコーナーでは、

普通どこの資料やバスガイドさんの案内でも、

流氷はロシアと中国との間の

アムール川の氷がオホーツク海に流れ込んでやってくる・・・

みたいな説明なんですが、

北海道立オホーツク流氷科学センターでの説明は

ちょっと違うので、

もし興味がありましたら見てみて下さい。

 

紋別海洋交流館

 

また近くには冬の流氷の時期に運行する、

ガリンコ号の乗り場となる

「海洋交流館ガリンコステーション」や、

 

オホーツクとっかりセンター

 

アザラシが飼育されている「とっかりセンター」

(アザラシをアイヌ語でとっかりと言います。)

「氷海展望塔オホーツクタワー」もあり、

冬の紋別の観光施設が集中している所です。

 

ガリンコタワー

 

冬は流氷砕氷船のガリンコ号ですが、

実は夏でもカレイ釣りの釣り船として、

事前に予約をすれば乗れるんです。

 

ガリンコ号イメル

 

北海道立オホーツク流氷科学センターで

真冬の流氷体験をしたあとは、

船で海上に出て魚釣りなどいかがでしょう。

 

 

きっと家族の楽しい想い出になりますよ。

 

ガリンコ号での夏のカレイ釣りの予約は、

オホーツク・ガリンコタワーのホームページで出来ます。

 

紋別の道の駅から見たカニの爪のオブジェ

 

ちなみに、

北海道立オホーツク流氷科学センターの海側の道を、

センターを出て右へ(紋別市街地とは逆方向)

突き当たりまで行くと、

大きなカニの爪の像が立っていますので、

記念写真にいかがでしょう。

 

紋別のカニの爪のオブジェ

 

 

また、

紋別までの旅行の行程を

北海道旅行で女満別空港から1日目に紋別までのモデルコース13選

でも紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

銀の鐘4号館流氷凍れ館

残念ですが閉館したようです。

 

住所

〒047-0028

北海道小樽市相生町6-1

入場料

大人780円

高校生600円

小・中学生400円

営業時間

9:00~17:00

休館日

年中無休(冬季メンテナンス休業あり)

お問い合わせ

0134-25-8888

 

平常どおり営業していれば、

マイナス41℃を体験できる部屋や、

全長18mの氷の滑り台があったのですが、

令和になる前に閉館してしまいました。

 

 

代わりと言ってはなんですが、

バス乗務員がお客さんの目を盗んで

立ち寄るスポットをお教え致します。

 

 

だいたいのツアーバスの場合は、

小樽に入ると小樽運河の

浅草橋で団体写真を撮って、

バスは北一硝子の観光駐車場に入ります。

 

 

そこからお客さんは、

2時間前後の自由散策になります。

 

 

今はバスもアイドリングストップで

景勝地ではエンジンを切るのが当たり前なので、

真夏は暑くてバスの中に居られません。

 

  1. まずメルヘン交差点近くの北菓楼でシュークリーム。
  2. 次に北一硝子三号館の中の北一ホールと言うカフェでコーヒー。
  3. それでも時間が余ったら「お父さん預かります」で、昆布茶。

 

と言う動きで時間を潰します。

 

 

運転手運転手

1の北菓楼のシュークリームは何種類かあり、

ちょっと小腹が空いた時用に

バスの冷蔵庫で冷やしておいて食べます。

 

バスガイドバスガイド

2の北一ホールの中は

真っ暗な店内に167個の

石油ランプの明かりだけが灯っていて、

明るい外から入ると、

目が慣れるまで辺りがよく分からないので、

散策中のお客さんに会っても

分からないのが良い所です。

 

運転手運転手

3の「お父さん預かります」は、

基本的に家族連れ等で

小樽を訪れたお客さんの為のもので、

買い物などに付き合うのに

疲れたお父さんを預かります、

と言うもので、

その方が家族もお父さんに

気兼ねなく買い物に集中できるという、

まさにWinWinな場所です。

 

「お父さん預かります」は、

何箇所かあるのですが、

普通の店舗にお父さんが落ち着いて

待っていられる休憩所があるんです。

 

 

そこにちゃっかりお邪魔しているという感じです。

 

まとめ

どの施設も有料の施設にはなりますが、

北海道なのに真夏の溶けそうな暑さの時に、

カキーンという寒さを体験するのも

北海道らしさの一つだと思います。

 

 

残念ながら小樽の「銀の鐘4号館流氷凍れ館」と、

旭川の「雪の美術館」は閉館してしまいましたが、

やはり流氷の来る道東の

オホーツク海側の紋別と網走の2件。

 

 

あとはマイナス41℃の記録を持つ

旭川の隣町の上川町に1件ありますので、

ご自身の旅のルートの近くでしたら、

寄って涼むのもオススメです。

 

 

バス乗務員バス乗務員

本日もご乗車お疲れ様でした。