バス乗務員バス乗務員

ご乗車ありがとうございます。

 

運転手運転手

北海道で観光バスの運転手をしているやまやまです。

 

北海道の歴史は本州に比べるとまだ浅く、

北海道の観光と言うと歴史的建造物を見ると言うより、

広大な大自然を見るのがメインになると思います。

 

 

目的の景色に出会える確率は?

その為、必然的に景勝地では屋外の景色を眺める場合が多く、

どうしても景色を眺めた時の感動は、

その時のお天気に左右されてしまいます。

 

美幌峠の雲海

 

例えば「トマムの雲海テラス」や「美幌峠の雲海」などは、

早朝の限られた時間に見られることがあるのですが、

全てはお天気しだいとなってしまいます。

 

地球温暖化の影響?

ここ数年は、春なのに本州よりも北海道の方が気温が高くなってみたり、

本州の梅雨程ではないですが、

じめじめと湿気の多い曇りや雨の日が続き、

最後に太陽を見たのは何時だったろう?

なんて日が続く「蝦夷梅雨」なんて言葉もできたぐらいです。

 

 

また、真夏でも夜には窓を開けて寝てしまうと、

朝には寒くて目が覚めるのが普通でしたが、

近年の北海道は、

夜中まで気温が下がらずに熱帯夜の日が1週間以上続いたなんてこともあります。

 

 

まして、真夏でも涼しい釧路・根室地方でも、

日中の最高気温が30℃を越えることまであります。

(連日越える事は殆ど無いですが)

 

 

夏に本州からのお客さんを空港にお迎えに行くと、

飛行機から降りてきたお客さんの第一声が、

「北海道でも暑いのねぇ」

なんて事が最近は多くなりました。

 

冬の北海道は行程に余裕をもって

吹雪の国道

 

冬の場合は大雪が降れば飛行機も飛ばない上に、

道路ものきなみ通行止めになり、

移動中の場合は、それ以上進めなくなるので、

近くの学校の体育館や公民館で一晩過ごすなんて事もあり、

宿泊場所によっては、交通網が朝から遮断され陸の孤島になることもあります。

 

 

そうなると強制的に、その場所でもう一泊と言うことになり、

その場合の宿泊代もお客さん持ちとなります。

 

 

ですので、北海道の場合は台風の影響は少ない所なのですが、

冬に北海道にいらっしゃる場合は、

休みを1日余分に取っておくのと、

もう一泊分の宿泊代などの予算も頭の片隅に置いておいて頂きたいです。

 

 

ですが、そんな大変な経験で有れば有る程、

後で思い返すと、忘れられない良い想い出になっていることでしょう。

 

 

意外と目的の景色や物が、

すんなり見られた時の方が想い出には残っていないものですよ。

 

まとめ

北海道の観光は、

テーマパークや歴史的建造物よりも、

大自然の景観がメインになります。

 

 

そう言う意味では自然が相手なので、

人の力ではどうすることも出来ません。

 

 

なので、今回見られなかったとしても、

北海道が、「また来てね」と言っていると思って、

また来る目的、あるいは口実が出来たと考えてみてはいかがでしょう。

 

 

きっと次に来た時には、前回見られた景色でさえも、

また違った表情を見せてくれますよ。

 

 

また、北海道旅行の旅行日程を考えている方は、

北海道旅行の行程(スケジュール・日程)を作る時の注意点

で、紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

 

北海道旅行をレンタカーで行くか、

ツアーバスで行くか迷っている方は、

北海道旅行はツアーバスとレンタカー、どっちがオススメ?

で、紹介していますので参考にしてみて下さい。

 

 

北海道旅行の計画をたてる時の参考にして頂けたら幸いです。

 

 

バス乗務員バス乗務員

本日もご乗車ありがとうございました。